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お茶「べにふうき」に含まれるメチル化カテキンが花粉症に効果ありについて
「べにふうき」というお茶に多く含まれるメチル化カテキンが花粉症に効果・効能を示すことがわかりました。花粉症で悩んでいる人は「べにふうき」緑茶を飲用することをおすすめします。
お茶「べにふうき」に含まれるメチル化カテキンが花粉症に効果あり新着エントリー
緑茶「べにふうき」のメチル化カテキンの花粉症に対する効能
●べにふうきとは
「べにふうき」は農林水産省・茶業試験場(現:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所)が1993年に育成したお茶の品種です。
べにふうきは、もともと日本の「べにほまれ」と中国系の「ダージリン」を交配して作られた紅茶用の茶葉でした。べにふうきは緑茶として飲むにはやや渋味が強いという特徴を持っているお茶です。
べにふうきは、もともと紅茶用の品種ですが、緑茶に加工することで豊かな香りと独特の渋味をもつお茶に仕上がります。
最近の研究で、べにふうきの渋味の中に「メチル化カテキン」と呼ばれる成分が含まれていることが分かってきました。べにふうきは、メチル化カテキンを他の品種よりもたくさん含んでおり、注目されています。
また、「べにふうき」は多収で樹勢が強く、病害(輪斑病・炭疽病)に強いことが特長です。
●べにふうきの研究
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所などで、1996年から2000年にかけて、アレルギー予防食品開発のための研究が行われ、約40品種の茶葉について抗アレルギー作用を調査したところ、このべにふうきの中に含まれる渋味成分であるカテキンの1種、エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(EGCG3”Me)(通称メチル化カテキン)や抗アレルギー成分のストリクチニンが、花粉症やアトピーなどのいわゆる「アレルギー症状」に対する改善効果をもつことがわかりました。
●花粉症に効くべにふうき
世界O−CHAフォーラム2003(世界緑茶協会主催)で、べにふうきの研究に関わった山本万里さん(野菜茶業研究所)が講演を行い、「昨年、花粉症の三十八人にこのお茶を飲んでもらい、半数に症状の緩和が見られたことから、べにふうきに多く含まれるメチル化カテキン等がアレルギーを抑制する作用があるとの講演を行いました。
「アレルギーの初期の反応を抑制する物質」であるメチル化カテキンとともに、「原因となる抗体の産生を抑制する物質」であるストリクチニンの含有が認められるために、べにふうきは注目されています。
●幻のお茶べにふうき
「べにふうき」を漢字で書くと「紅富貴」。紅茶であることをあらわす「紅」の字を頂きながら、緑茶として飲まれることになったのには深いわけがあります。
1971年、国際貿易事情により紅茶輸入が自由化されると、安価な海外産の紅茶が大量に市場に流れ込んきました。日本の紅茶産業は壊滅してしまいましたが、その後も「べにふうき」は育て続けられました。
そして20年後、ようやく品種として完成し、いよいよ農林登録の申請の段階で「なぜ今になって紅茶品種なのか」と“待った”が掛かります。農林登録というのは、国の推奨品種としてその種苗や育成方法などを全国に広める制度ですので、当時は紅茶品種が求められているとは言えない状況でした。
しかし、べにふうきは樹勢が強く多収で、病気にも強く、とても香りの良い、優れた品種に育っていたので、「烏龍茶としても飲むことができる」と食い下がり、1993年、なんとか「べにふうき」を茶農林44号として登録することに成功しました。
こうして農林登録したものの、紅茶である「べにふうき」が全国に普及するには至りませんでした。ただその品質ゆえに鹿児島や静岡でわずかながら生産され、「幻の紅茶」と呼ばれて巷の評判となっていました。
●べにふうき緑茶
この「べにふうき」は、従来紅茶用に開発されてきましたが、メチルカテキンは紅茶を作る際に行う酸化・発酵工程で消滅してしまうことから、高温で釜炒りする方法を採用することで「渋み、苦み」を克服し、飲みやすい緑茶として加工されるようになりました。
アサヒ飲料は独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所と共同で「べにふうき緑茶」を開発しました。
「べにふうき緑茶」は、国産べにふうき茶葉を100%使用しており、メチル化カテキン」を17mg含有しています。豊かな香りと独特の渋味が特長です。
べにふうきは生産量が少ないため、「べにふうき緑茶」は毎年1月頃に数量限定で発売されています。
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